サステナビリティ戦略
TBMでは、環境・社会問題の解決に貢献して価値を創造し続けるために取り組むべき重要課題を12のマテリアリティとして特定しています。また、サステナビリティに関する取り組みを推進していくため、代表取締役CEOを委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置しています。
TBMのマテリアリティ
TBMは、ステークホルダーの期待を踏まえて持続可能な価値創造を目指すために、12項目のマテリアリティ(重要課題)を特定しています。長期にわたる責任ある投資を志向する投資家が用いている、ESGの3要素とそれらの取り組みを横断的に加速させるビジネス推進(BE:Business Enabler)の1要素を組み合わせ、4つの要素で12項目のマテリアリティを分類しています。
TBMのマテリアリティ
分類 | マテリアリティ |
---|---|
環境(Environment:E) | 資源 |
水 | |
気候 | |
生物多様性・生態系サービス | |
社会(Social:S) | 労働安全衛生と健康 |
人材 | |
ダイバーシティ&インクルージョン | |
地域との共生・ファンづくり | |
ガバナンス(Governance:G) | 透明性 |
腐敗防止 | |
ビジネス推進(Business Enabler:BE) | サプライチェーン |
イノベーション |
マテリアリティ特定プロセス
TBMのマテリアリティ特定は継続的改善をその核としていますが、その第一弾として2018~2019年にかけて下記4点に取り組み、マテリアリティを特定しました。
- 自社の内外環境分析
- サステナビリティ専門家に対するヒアリング
- レポーティングスタンダードの精査:IIRC、GRI、SASBなど
- リーダー企業のマテリアリティに関するベンチマーク調査:化学、容器包装、紙・林産品、建築資材
なお、マテリアリティ特定プロセスにおいて実施されることの多い、ステークホルダーとの意見交換を通じた優先順位付け(マテリアリティマッピング)は今後検討していきます。次回の見直しは2023年以降を予定しています。
SDGs ✕ TBM:持続可能な開発目標(SDGs)に対するコミットメント
TBMは、SDGsに賛同し、事業を通じて貢献を目指します。SDGsが掲げる目標12「つくる責任 つかう責任」を起点に、目標6「安全な水とトイレを世界に」、目標13 「気候変動に具体的な対策を」、目標14 「海の豊かさを守ろう」、目標15 「陸の豊かさも守ろう」への貢献を目指している他、被災地や内陸部・途上国での事業展開を通じて目標8 「働きがいも 経済成長も」、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」にも取り組んでいます。いずれの目標にもステークホルダーと協働できてこそ貢献できると考えていることから、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」も重要視しています。

サステナビリティ推進体制
サステナビリティを経営の意思決定と業務執行の両方に組み込むために、TBMではサステナビリティ委員会・サステナビリティ部・各部門/拠点/テーマ別推進チームが密に連携しながら取り組みを推進しています。
体制図

サステナビリティ委員会
TBMでは代表取締役CEOを委員長とするサステナビリティ委員会を4半期に1度開催しています。この委員会は、代表取締役CEOに加え、最高サステナビリティ責任者(CSuO)、サステナビリティ部、社外アドバイザーにより構成されます。
- 議事リスト
- 四半期の振り返り・次期計画
- 外部環境変化に対するTBMのスタンス
- マネジメントシステムの構築・運用イメージ など
サステナビリティ研究会
TBMでは、「サステナビリティについてもっと学んで、もっと取り組みたい!」と思っているメンバーを対象に、サステナビリティ研究会を運営しています。2022年11月時点の参加者は延べ87名に上ります。