プレスリリース

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TBM、京丹後市、経済・社会・環境が好循環する 持続可能なまちづくりとSDGsに貢献する包括連携協定を締結

~脱炭素、プラスチック資源循環社会に向けたモデルを目指す~

株式会社TBM(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)は、京都府京丹後市(京都府京丹後市、市長:中山泰、以下京丹後市)と、将来にわたる環境負荷を軽減させるマテリアルリサイクル*の推進を通じた持続可能な資源循環社会のモデルを目指すとともに、TBMが保有する技術を活用したビジネスマッチングや新事業の創出並びに企業立地など、企業活動の充実・活性化により、京丹後市の経済・社会・環境が好循環する持続可能なまちづくりとSDGs(持続可能な開発目標)に貢献することを目的とする包括連携協定を締結したことを発表致します。

*マテリアルリサイクルとは、使用済み製品や生産工程から出るごみなどを回収し、利用しやすいように処理して、新しい製品の材料もしくは原料として使うこと。


背景

急速に進む海洋プラスチック問題やSDGsへの貢献など、企業や自治体による環境・社会問題への対応が求められています。世界では資源循環の視点からマテリアルリサイクルが重要視されています。また、有害廃棄物の定義や輸出入を規定する国際条約「バーゼル条約」により、自国内でのリサイクル等による資源循環の必要性が高まっており、欧州においても、欧州委員会が2030年までに使い捨てのプラスチック包装を域内で無くし、すべてを再利用または素材としてリサイクルすることを目指す目標を打ち出したことで、繰り返しリサイクル可能な素材への転換が加速しています。国内においても、循環型社会形成推進基本法に基づき「プラスチック資源循環戦略」が発表され、2030 年までにプラスチックの再生利用を倍増、2035 年までに使用済プラスチックを100%有効利用することがマイルストーンとなっており、各自治体、企業、大学などがパートナーシップを組むことで新たな資源循環モデルが誕生しています。


概要

TBMは、使用済みプラスチック製品や石灰石を主原料とするLIMEX(ライメックス) 製品を再び資源として活用する新たなブランド「CirculeX」を 2020年7月に立ち上げました。世界全体で高まる再生材料やプラスチック代替素材へのニーズに応えるべく、CirculeXを資源循環を促進する素材としてCirculeXごみ袋をはじめ、幅広い領域での製品開発を目指すと共に、原材料となる使用済みプラスチックの回収・運搬・選別・製品化に携わるパートナーと協同することで、サーキュラーエコノミーの実現への貢献を目指しております。

また、使用済みのプラスチック製品や LIMEX 製品の回収を促進する「CirculeXアプリ」のサービスを2021年1月より開始しました。消費者の皆様は回収拠点にてアプリを通じて「ごみ」を「CirculeXポイント」と交換することができ、TBM が運用する EC サイト「ZAIMA」や社会貢献団体への寄付として使用することが可能です。

京丹後市は、京都府北部の丹後半島に位置し、豊かで美しい自然環境を守るべく、「第2期京丹後市環境基本計画」を策定しました。本計画は、自然・生活環境の変化を受け入れ適応していくことの意識の醸成と、環境・社会・経済それぞれの分野別課題を統合的に解決していく市民社会を実現するための基本的な方向を示すものです。

本締結は、TBMの知見や技術を活用することで、京丹後市の目指す持続可能な資源循環社会のモデルを社会実装することを目的として両者で情報交換、協議を行い、下記に掲げる事項について連携、協力して取り組みます。

(1)プラスチック資源の循環や再生利用に関すること
(2)バイオマス製品の普及推進、脱炭素型ライフスタイルの醸成に関すること
(3)ビジネスマッチングや新事業の創出並びに企業立地に関すること
(4)SDGs未来都市参画団体との連携に関すること
(5)その他本協定の目的を達成するために京丹後市及びTBMが必要と認めること