プレスリリース

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TBM、Scope 3におけるCO2などの温室効果ガス削減を目指し、 新素材LIMEXの国内輸送時におけるCO2排出量をリアルタイムで把握

~ラクスルの「ハコベルコネクトCO2算定支援サービス」を導入~

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下 TBM)は、ラクスル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:松本恭攝、以下ラクスル)が提供する、配送データから自動的にCO2排出量を算出・可視化する「ハコベルコネクトCO2算定支援サービス」を導入したことをお知らせいたします。

本サービスの導入により、石灰石を主原料とする「LIMEX Pellet(ライメックスペレット)」及び「LIMEX Sheet(ライメックスシート)」の国内輸送時における詳細なCO2排出量をリアルタイムで取得可能となります。従来、物流フローにおける製品輸送・配送時のCO2排出量を詳細に把握し、精緻化されたデータに統一することは困難と言われていました。この度、本サービスのデータ活用による効果的な分析の実現により、TBMは、野心的な目標「TBM Pledge 2030」で掲げた「2030 年までにカーボンネガティブを実現する」の達成に向けて、バリューチェーンで排出されるCO2などの温室効果ガス(以下GHG)削減を推進してまいります。


背景

深刻化する気候変動の対策として、脱炭素社会へのシフトが世界中で加速しています。120を超える国や地域が2050年までのカーボンニュートラルの実現に賛同し、世界の主要企業もカーボンニュートラルに向けた具体的な数値目標を掲げています。また、昨今拡大するESG投資の中で、金融におけるGHGの排出量の計測と報告を企業に要求する動きが高まっています。日本国内においても、政府が企業に対して気候変動リスクの開示義務化を検討しており、今後、企業側は事業活動における自社の排出(Scope 1、Scope 2)に加え、それ以外の間接排出(Scope 3)も含めたサプライチェーン全体で発生するGHGの定量的な把握及び削減の推進が求められています*。

*Scope 1:企業が直接排出する GHG(自社の工場のボイラーなどからの GHG 排出)|Scope 2:エネルギー起源間接排出(電力など他社から供給され、自社で消費したエネルギーに伴う GHG 排出)|Scope 3:ライフサイクルにおける原材料調達、流通、顧客の使用と廃棄・リサイクル段階の GHG 排出など


概要

TBMは、石灰石を主原料とする新素材LIMEXを通じて、プラスチック代替としての使用による石油由来プラスチック使用量の削減、紙代替としての使用による水と森林資源の使用量を抑制しています。LIMEX Pellet 及びLIMEX Sheetの製造工程におけるGHG排出量削減に向けて、工場での生産活動によって排出されるGHG排出量を管理し、2020年度からバリューチェーンで排出される GHG(Scope 3)排出量のより詳細な把握に努めています。

今回、ラクスルが新たに提供を開始した「ハコベルコネクトCO2算定支援サービス」を導入したことで、LIMEX Pellet及びLIMEX Sheetの国内輸送時におけるCO2排出量をリアルタイムで算出算定でき、Scope 3におけるGHG排出量削減に活用していくデータの集計、分析が可能となりました。