最終更新日: 2024年5月1日
プラスチック代替としてのLIMEX
製造時に使用する資源の量を少なくする「リデュース」の観点からは、炭酸カルシウムを主原料としているため、プラスチックの使用量の削減に貢献することができます。炭酸カルシウムを60重量%含むLIMEXでポリプロピレンを置き換えると、約33%プラスチックの使用量を削減できます。「リサイクル」の観点からは、LIMEXのリサイクル性能を活かして、使用済のLIMEX製品を回収し、新たな付加価値を加えたプラスチック代替としてのLIMEX製品に生まれ変わらせる「マテリアルリサイクル」を推進しています。
石油由来樹脂の使用量
*同じ体積で比較した場合
LIMEXをご活用いただくことで、石油由来プラスチックの使用量を抑えられます。
紙の代替として使用されたシートをプラスチック成形品の代替材料として再生利用できます。
プラスチック代替としての特徴
プラスチック使用量と
GHG排出量を削減
炭酸カルシウムなど無機物を50%以上(重量ベース)含むため、従来の石油由来プラスチックに比べ、石油由来プラスチックの使用量を大幅に削減でき、原材料の調達から処分までのライフサイクル全体でCO2等の温室効果ガス(GHG)排出量を減らすことができます。
原料の供給安定性に優れ
価格変動リスクが小さい
主原料の石灰石は世界中に豊富に存在する資源であるため、石油由来プラスチックと比較して供給安定性に優れており、価格の変動が小さく安定した価格でご提供することができます。
既存の設備を活用でき
多様な成形方法に対応
汎用プラスチックと同様に真空、射出、インフレーションなどの多様な成形方法に対応しています。 加工には特殊な設備を必要とせず既存の成形設備を活用できるため、ファブレスモデルによるサプライチェーンを国内外で構築できます。
石灰石と植物由来樹脂を使用した、BioLIMEX
ビニール袋や使い捨てのプラスチック製容器の使用が禁止されるなど、プラスチックを巡る法規制が各国で進んでいます。 石油由来プラスチックをバイオ由来の素材に置きかえた「BioLIMEX」は、原材料の調達から焼却を含むライフサイクル全体でCO2などの温室効果ガス排出量を約50%削減できる製品設計がされており、G20大阪サミットの備品としても使用されました。 2019年6月に開催されたG20大阪サミットの運営品として、BioLIMEX製のごみ袋が採用されました。