プレスリリース

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環境配慮型の「LIMEX Sheet」が、TOPPANの建装材用途向け化粧シートに採用

~ CO2やプラスチックの削減に貢献し、建装材分野での環境への取り組みを推進 ~

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)は、環境配慮型の「LIMEX Sheet」が、TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:齊藤昌典、以下 TOPPAN)の建装材用途向けの化粧シートの基材に採用されたことをお知らせします。本採用は、「LIMEX Sheet」を使用した化粧シートとして初の事例となります。

 

近年、地球温暖化による気候変動が深刻化し、企業による環境問題への対応が急務とされる中、建設・建装材分野においても環境配慮型素材へのニーズが高まっています。

 

炭酸カルシウム(石灰石)などの無機物を主原料とする「LIMEX Sheet」は、石油由来プラスチック製シートと比較して石油由来プラスチックの使用量を削減し、CO2 を含む温室効果ガス排出量を抑制することができます。自社工場(宮城県多賀城市)では、実質「CO2排出係数ゼロ」の電力を使用することで、製品ライフサイクル全体における CO2 を含む温室効果ガス排出量の抑制に取り組んでいます。

 

今回、TOPPANが推進する建装材分野での環境対応の取り組みとして、主に住宅分野を中心に使用されている化粧シートにおいて、石油由来プラスチックから環境配慮型素材への切り替えを検討しており、その中で、CO2 を含む温室効果ガス排出抑制や石油由来プラスチックの使用量削減が可能な「LIMEX Sheet」の環境性能が評価され、採用に至りました。

 

(製品について詳細はこちら)https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2024/11/newsrelease241125_1.html

 

今後TBMは、持続可能な社会の実現を目指して、建装材分野における「LIMEX Sheet」の普及を推進してまいります。

 

LIMEX Sheetとは

炭酸カルシウムなどの無機物を 50%以上(重量比)含む無機フィラー分散系の複合素材「LIMEX」を、シート状に加工した中間製品です。プラスチックや紙を製造する際に使用する石油、水、森林資源といった資源の保全に貢献することが可能です。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のラ イフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定しています。

 

・石油由来プラスチックやCO2の削減と、水や森林資源の保全

従来の石油由来プラスチック製シートや合成紙と比べ、石油由来プラスチックの使用量を削減し、CO2を含む温室効果ガスの排出を抑制します。紙と比較し、原料に木材パルプを一切使用せず、製造時に水をほぼ使用しません。

 

・優れた耐久性と耐水性

耐久性と耐水性に優れているため、屋外や水回りなど、様々な環境下で使用できます。

 

・既存設備を活用して多様な用途に対応

既存の印刷・加工設備を活用して、ポスターやラベル、マップ、ファイルなどの多様な用途に利用できます。

 

(関連サイト)LIMEX Sheetについて:https://tb-m.com/products/products-sheet/

 

[ご注文・お問い合わせ先]
LIMEX Sheet の使用を検討されている方、また環境配慮の取組みや現行品の見直しを検討されている方は、お問い合わせフォーム ( https://tb-m.com/contact/ )よりご連絡ください。