プレスリリース

  • LIMEX

RF1の持ち帰り用惣菜容器に石灰石を主原料とする「LIMEX」を採用

~商品包装袋に続く第二弾、容器の切り替えでプラスチック使用量を約38%削減~

株式会社ロック・フィールド(本社:神戸市東灘区、代表取締役社長:古塚孝志、以下ロック・フィールド)は、自社が運営するRF1(アール・エフ・ワン)をはじめとする惣菜店で使用する持ち帰り用の容器に、株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)が開発・製造・販売する石灰石を主原料とした素材「LIMEX(ライメックス)」を採用しました。6月の環境月間に合わせて、今月より順次使用を開始いたします。

従来のプラスチック容器からLIMEX Sheet(真空成形グレード)を使用した容器に切り替えることで、プラスチック使用量を年間約38%、温室効果ガスを約22%削減することが可能です*1。また、LIMEX は単一素材で設計された製品と同様、既存のリサイクル設備でも再生利用が可能であるため、既に複数の自治体や事業者とともに、リサイクルの仕組みを社会に実装する取り組みを始めています。今後は、TBMがプロデュースする国内最大級のリサイクルプラント(2022年秋頃竣工予定)でも、使用済みLIMEX製容器の再資源化を図る予定です。

なおロック・フィールドは、2020年10月より商品包装袋にLIMEXを採用し、直近1年間*2を比較して、プラスチック使用量を約48%、CO2を含む温室効果ガスを約23%削減することができました*3。LIMEX製商品包装袋に続く取り組みを検討する中で、環境性に優れたLIMEX製の容器に着目し、採用するに至りました。

*1 A-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート)とLIMEXを比較した際の削減率。2021年5月1日~2022年4月30日の実績より算出。株式会社TBMによるLCAより(原材料調達~処分)、製造条件によって変動の可能性あり。
*2 2021年5月1日~2022年4月30日と採用前(2019年5月1日~2020年4月30日)の実績を比較。
*3 HDPE(高密度ポリエチレン)とLIMEXを比較した際の削減率。


背景

気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化等への対応を契機として、国内におけるプラスチックの資源循環を一層促進する重要性が高まっています。こうした背景を踏まえ、国内では 2022年4月1日に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されました。これにより、プラスチック使用製品の提供事業者は、プラスチック使用製品の使用の合理化や自主回収、再資源化が求められます。

ロック・フィールドの事業で用いる原材料やエネルギーは、すべて自然の恵みを受けたものであり、これらを大切に活用することで、事業活動の意義が高まると考えています。価値観の一つに「環境」を掲げ、環境にやさしいエネルギーの活用、廃棄物の削減の取り組みなどを推進しています。今般持ち帰り用惣菜容器におけるプラスチックの使用量削減は、中食に関わる企業の社会的使命であり、早急に解決すべき課題であると認識しています。ロック・フィールドは、2030年を目途に店舗で使用するすべての包装材を植物由来や認証済みの環境配慮素材へ切り替えていきます。化石燃料由来プラスチック使用量は2019年4月期比50%削減を目標としています。環境負荷軽減に向けた取り組みを通して、持続可能な社会づくりの実現を推進していきます。