プレスリリース
- LIMEX
石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet(真空成形グレード)」が、三宝化成工業の食品容器「ReARTHフードボックス」に採用
~石油由来プラスチック製の食品容器と比較し、大幅にCO2排出量を削減することに成功~

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)の「LIMEX Sheet(ライメックスシート)」(真空成形*1グレード)が、三宝化成工業株式会社(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:奥圭司、以下三宝化成工業)の製造する食品容器「ReARTH(リアース)フードボックス」に採用されました。
石油由来プラスチック製の食品容器に代わり、LIMEX製食品容器を使用することで、石油由来プラスチックの使用量と焼却処分時のCO₂排出量を大幅に削減することができます。また、LIMEX は単一素材で設計された製品と同様、既存のリサイクル設備でもリサイクルが可能です。
*1真空成形とは、プラスチックの薄板を加熱して軟らかくした後に、金型に真空吸引して密着させることで成形するプラスチック成形方法の一つです。
ReARTHフードボックス特設サイト:http://sanponet.jp/publics/index/106/
背景
気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化等への対応を契機として、国内におけるプラスチックの資源循環を一層促進する重要性が高まっています。こうした背景を踏まえ、国内では2022年4月1日より「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」*2が施行されました。これにより、プラスチック使用製品の提供事業者は、プラスチック使用製品の使用の合理化や自主回収、再資源化が求められます。
*2 プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律とは、プラスチックを使用する製品の設計、使用、処理のライフサイクル全般において、あらゆる主体によるリデュース、リユース、リサイクルその他の再生を促進するための法律です。
LIMEX Sheet(真空成形グレード)の特長
特長1 既存の成形機で加工可能
LIMEX Sheet(真空成形グレード)の加工には、特殊な設備を必要とせず、既存のプラスチック成形機を使用できます。通常、無機物の配合率が多ければ多いほど、加工が難しくなると言われています。しかし、LIMEX Sheet(真空成形グレード)は、飲料カップ等の深絞り加工にも対応しています。
特長2 石油由来プラスチックとCO₂排出量を削減
LIMEX Sheet(真空成形グレード)は、ポリプロピレン(PP)シートと比較し、石油由来プラスチック使用量を削減できます。食品容器として成形する場合は、原材料調達から処分(焼却)までの製品ライフサイクル全体で、CO₂を含む温室効果ガスも削減することが可能です。
特長3 幅広い用途への活用が可能
LIMEX Sheet(真空成形グレード)で成形された容器は耐熱性に優れ、電子レンジでの加熱にも対応可能です(耐熱温度:130度)。