プレスリリース
- LIMEX
石灰石を主原料とする「LIMEX Pellet」のダイレクトブロー成形グレードの販売を開始
既存の成形機を活用し、ボトル容器のプラスチック代替素材としての普及を推進
株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)は、ボトル容器での用途拡大を目指し、石灰石を主原料とするペレット「LIMEX Pellet(ライメックス ペレット)」のダイレクトブロー成形グレードの販売を開始いたします。
LIMEX Pelletは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含むことで、石油由来プラスチックの使用量とCO2を含む温室効果ガス排出量の削減が見込めます。また、LIMEX Pelletを使用したLIMEX製品は単一素材で設計された製品と同様に、マテリアルリサイクルが可能です。
ダイレクトブロー成形とはポリエチレン等の樹脂を加熱溶融し、筒状に押し出して金型で挟み空気で膨らまし成形するもので、液体洗剤やシャンプーなどトイレタリー用のボトル容器に広く使われています。今回販売を開始するダイレクトブロー成形グレードのLIMEX Pelletは、ダイレクトブロー成形向けに配合を最適化したもので、ポリエチレンの代替素材として使用できます。従来のポリエチレン製ボトルと比べて、石油由来プラスチックの削減や温室効果ガス排出の抑制などの環境性能に優れており、既存の成形機を活用して従来品と変わらない物性を備えたボトル容器を製造できます。本製品の開発においては、大手化学品専門商社であるソーダニッカ株式会社と、プラスチック容器の総合メーカーである第一化工株式会社との連携により、販売開始に至りました。
今後TBMは、持続可能な社会実現への貢献を目指し、ダイレクトブロー成形グレードのLIMEX Pelletに関する販売および成形パートナーを拡大し、ボトル用途におけるLIMEXの普及を進めてまいります。
・LIMEX Pelletについて:https://tb-m.com/products/products-pellet/
「LIMEX Pellet ダイレクトブロー成形グレード」の特長
1.石油由来プラスチック使用量と温室効果ガス排出量の削減
LIMEX Pellet(ダイレクトブロー成形グレード)はポリエチレンと比較し、石油由来プラスチック使用量の約28%削減、温室効果ガス排出量の約10 %削減を見込めます。
*特定の仕様や製造条件に基づくTBMによる概算(原材料調達~焼却処分)であり、保証値ではありません。仕様や製造条件等によって変動の可能性があります。
2.多様な形状のボトル容器に既存の成形機で対応
既存の成形機を活用して、内容物に合わせた単層構造・複層構造のダイレクトブロー成形にも対応可能です。
3.白色顔料の使用量を抑えながら、白色ボトルを製造可能
従来のプラスチック製ボトルに使用される白色顔料の使用量を抑えながら、LIMEXの主原料である石灰石本来の色を活かした白色ボトルを製造できます。
4.LIMEX特有のマットな質感を実現
汎用プラスチック製のボトルとは異なり、石灰石を主原料とするLIMEX特有のマットな質感を実現できます。
5.インモールドラベルでの加飾対応も可能
成形時に熱融着で容器と一体化させるインモールドラベルもLIMEX Sheetで製作でき、ボトルとラベルをLIMEXで一体成形することで、更なる環境負荷低減が見込めます。