「使い捨て」から「再生」へ。
業界初、LIMEXのマテリアルリサイクルを実現。

導入事例一覧に戻る

目次

  1. 課題・採用いただいた製品・効果
  2. 数値目標をもとに、具体的な施策を展開中
  3. LIMEXなら、使用後も再生して使い続けられる
  4. 供給量、価格、耐久性、再製品化を評価
  5. 説明しにくい環境への取り組みを可視化
  6. ポスター張り替えの意識を変えた、再製品化の仕組み
  7. ラミネート加工のコストを大幅カットできる、想定外の効果
  8. 業界初、LIMEXのマテリアルリサイクルを実現
  9. LIMEXの強みは、「再生し続けられること」
【課題】
グループの環境コミットメント「GREEN CHALLENGE 2050」への数値目標達成に向けた具体的な取り組み
【採用いただいた製品】
メニュー表
リサイクルトレー(マテリアルリサイクルによる再製品化)
名刺
ポスター
【効果】
デニーズ全店(316店舗)で使用・回収されたLIMEX製のおこさまメニューをリサイクルトレーとして再製品化し、業界初のLIMEXのマテリアルリサイクルを実現
「GREEN CHALLENGE 2050」の重点項目である、「CO₂排出量削減」や「プラスチック対策」の実現に貢献
ポスターの導入により、ラミネート加工のコスト・手間を削減

*マテリアルリサイクルとは 使用済みのプラスチックや金属、ガラス、紙などの素材を回収し、それを再び原材料として加工・再利用するリサイクル方法。日本国内で廃棄されるプラスチックは年間約800万トンに及ぶが、そのうち単純焼却とサーマルリサイクル(エネルギー回収)を含めると、約7割は焼却されている。依然として、国内のマテリアルリサイクル率は低い水準にとどまっている。
詳しくはこちら

セブン&アイ・フードシステムズは、ファミリーレストラン「デニーズ」をはじめとするレストラン事業とコントラクトフード事業の2事業を基本とし、フードビジネス全般を手がける企業です。グループ全体としてサステナビリティを経営の重要な柱と位置づけ、それぞれの事業特性に応じた多様な施策を推進しています。

今回は、セブン&アイ・フードシステムズの総務部で環境部会長を務める中上様に、LIMEX製品の導入背景やその効果についてお話をうかがいました。

中上様プロフィール

総務部 サステナビリティ推進/環境部会長 環境カウンセラー(環境省登録)
部署横断型の「環境部会」の部会長。人事部や店舗管理部など複数の部署から構成され、グループ全体および社内における環境施策の推進を担う。各部署との調整やリーディング、そして施策企画に主に関わる。

数値目標をもとに、具体的な施策を展開中

貴社・グループの環境に関するミッションやビジョンについて教えてください。
中上様

グループ全体では「GREEN CHALLENGE 2050」というCO₂排出量削減、プラスチック対策、食品ロス・食品廃棄物対策、持続可能な調達という4つの重点項目に基づいた環境コミットメントを掲げています。2030年までの中間目標、そして2050年までにグループとしてあるべき姿に対する数値目標を設定し、各事業(セブン-イレブンや外食事業など)の特性に合わせた具体的な施策を展開しています。
気候変動対策は企業の責任として取り組むべきものという義務感を感じる一方で、それ以上に、真剣に取り組むことが結果的に企業価値を高める重要な要素であるとも考えています。

GREEN CHALLENGE 2050 | サステナビリティ:https://www.7andi.com/sustainability/g_challenge/

LIMEXなら、使用後も再生して使い続けられる

LIMEXをどのような経緯で知っていただきましたか?どんな点に魅力を感じましたか?
中上様

はじめは、容器包材、たとえばケーキの箱としての提案を受けたのがきっかけでした。その後、名刺などもご提案いただき、低エネルギーで製造可能な点や、手に取ることができ取り組みが目に見える点にも非常に魅力を感じました。特に、一度使ったものを再度マテリアルリサイクルできる再生の可能性は、廃棄物削減や循環型社会の実現に向けた大きなアドバンテージになり得ると考えました。

LIMEXの導入を決定する上で、どの点がポイントになりましたか?
中上様

「使い終わっても再生できる」ということが、導入の大きなポイントになりました。マテリアルリサイクルの可能性を広げるために、ドリンクバーのトレーやカフェメニューといった他の製品への展開も検討し、既存の環境配慮型素材では実現できなかった「回収・再生」を前提とした仕組みを構築する方向で社内では話が進みました。最終的には、社員の誰もが使うアイテムである名刺、社員、パートナー向けの店内ポスターや、デニーズの店舗で使用するおこさまメニュー表としての導入を決定しました。

供給量、価格、耐久性、再製品化を評価

他の環境配慮型素材との比較検討も行われたとお伺いしました。
中上様

はい、竹素材のストローやサトウキビパルプであるバガスなど、他の環境配慮型素材も検討しました。しかし、供給量、価格、耐久性といった面で十分な折り合いがつきませんでした。LIMEXについて、上記の観点に加えて他素材にはない特徴として、回収し再製品化できる点を高く評価し、導入を決断しました。

説明しにくい環境への取り組みを可視化

導入が決定するまでの社内での承認プロセスについて教えてください。
中上様

社内では、環境部会の取り組みとして、LCA(ライフサイクルアセスメント)*による具体的な数値目標を含む導入提案資料を作成しました。その際、御社の営業担当にも想定される質問や懸念点に対しての回答準備を中心にサポートいただきながら準備を進め、経営会議での承認を得ました。

*ライフサイクルアセスメント(LCA):製品・サービスのライフサイクル全体またはその特定段階における環境影響を科学的かつ定量的に評価する手法

取り組みはどのように周知されましたか。
中上様

名刺やメニュー表、ポスターなどにLIMEXの訴求表示を取り入れることで、視覚的に環境施策を周知することができました。

ポスター張り替えの意識を変えた、再製品化の仕組み

導入後の効果について教えてください
中上様

各店舗では、以前、ポスターを年4回張り替えていましたが、店舗によっては良かれと思い、過去のポスターを並べて貼り続けてしまうケースがありました。その結果、同じデザインがいつまでも貼られ視認性が低下するなど、せっかくの内容更新が効果を発揮しない状況が生じていました。ですが、LIMEXであれば回収して再製品化するというコミュニケーションが社内ででき、張り替える動機にもなりました。

ラミネート加工のコストを大幅カットできる、想定外の効果

LIMEXは複合機で簡単にポスターを作成できます。コストや工数削減の面で効果があれば教えてください。
中上様

以前のポスターは、印刷した紙をさらにラミネート加工する手間やコストがかかっていました。ですが、LIMEXならグループの複合機で印刷して、そのまま貼れるため手軽に使用できますし、耐久性や耐水性も高く使い勝手が良いと感じています。 また、LIMEXを導入したことで、これまでラミネートを年間膨大な数量使用していることにも気がつきました。紙とプラで作られたラミネートはリサイクルが難しく捨てるしかないため、その点でもリサイクルできるLIMEXのメリットを感じています。

業界初、LIMEXのマテリアルリサイクルを実現

御社のマテリアルリサイクル事例は業界初となりますが、どのようなプロセスで実現されましたか?
中上様

再製品化の検討段階では、実際に御社の営業担当にもご来店いただき、その場で議論を重ねました。最終的に、LIMEX製のメニュー表を回収し、トレーへと再製品化。その後、ドリンクバー用のトレーとしてデニーズ全店に導入しました。再製品化したリサイクルトレーは、耐久性の面でも従来のトレーと遜色なく使用できています。 さらに、2023年には2回目の再製品化も実施しました。1回目と同様に、メニュー表からトレーへと再製品化し、石油由来プラスチック使用量を約45%削減、CO2を含む温室効果ガス排出量の約29%抑制に貢献しました。*

* TBMによるLCA(原材料調達~処分までの環境負荷の算定)より。製造条件によって変動の可能性あり。参考値であり保証値ではありません。

LIMEXの強みは、「再生し続けられること」

今後、LIMEXを含めた環境施策の展開について、どのような展望をお持ちでしょうか?
中上様

現状では、名刺や一部製品での導入にとどまっていますが、将来的にはより多くの用途への導入も検討しています。やはり、LIMEXの最大の強みは「使い捨てではなく、再生し続ける」ことだと考えています。これをさらに定着させるため、回収システムのさらなる改善も期待しています。
また、国や自治体との連携を強化し、マテリアルリサイクルの障壁となる食品衛生法などの法規制改正にも取り組んでいただけると、資源循環の可能性が大きく広がるのではと考えています。

セブン&アイ・フードシステムズ様では、LIMEX製のメニュー表を採用し、使用後に回収してトレーへと再資源化するなど、持続可能な社会の実現に向けた包括的な取り組みを推進しています。今後もTBMは、セブン&アイ・フードシステムズ様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

  • X
  • facebook
  • LinkedIn
  • note