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世界経済フォーラムのCCUに関するホワイトペーパーにTBMの「CR LIMEX」の取組事例が掲載

2025年9月、世界経済フォーラム(World Economic Forum)が発行したCCU(Carbon Capture and Utilization:二酸化炭素の回収・利用)に関するホワイトペーパーにおいて、TBMのカーボンリサイクル技術を活用した「CR LIMEX」の取組事例が紹介されました。

 

本ホワイトペーパーは、産業界の脱炭素化に向けてCCUが果たし得る役割の大きさに注目し、現状の課題を明らかにした上で、先進的な事例から産業界の脱炭素化への糸口を探るものです。CO₂を建材・燃料・化学品などの価値ある製品に変換するCCUは、産業の化石資源からの脱却を達成する有力な手段であり、今後の持続可能な産業転換に不可欠な技術とされています。

 

CCUの普及に関する国際的議論の中で、TBMは排ガス由来のCO₂から製造した炭酸カルシウムを活用し、独自素材「CR LIMEX」を開発。建材やプラスチック製品として幅広く利用可能な本素材は、長期的なCO₂の固定化が可能です。さらに、製造から利用に至るバリューチェーンにおいて、CO₂排出産業やCCU技術企業、コンバーター、エンドユーザーと連携し、社会実装を推進しています。

 

また、TBMは関係省庁と連携して、資源や炭素循環を促進することを目的に、「資源循環推進協議会(RRC)」を事務局として設立。現在2,415の法人・団体が参画しており、大企業から中小・中堅企業、スタートアップ等の産業界に加え、関係省庁、自治体、大学、有識者、業界団体など幅広いステークホルダーが参加しています。これらのネットワークを通じて、CCU技術に関する政策提言、社会実装を加速しています。

 

脱炭素化と持続的なGXの実現に向けた国際的なCCUの取組の中で、TBMの活動が世界的な先進事例として紹介されていますので、ぜひご覧ください。

 

■ 詳細

タイトル:「Defossilizing Industry : Considerations for Scaling-up Carbon Capture and Utilization Pathways」

掲載箇所:P.31