重要テーマ
- 1. 重要テーマ(マテリアリティ)とは
- マテリアリティとは、企業が持続可能な価値創造を目指す上で、戦略的に重要な課題を指します。マテリアリティの特定により、企業として意思決定・資本配分の質を高めると同時に、投資家を始めとする社外ステークホルダーが意思決定に必要とする情報を簡潔に伝えられます。
- 2. TBMのマテリアリティ
- TBMにおいては、12項目のマテリアリティを特定しています。その12項目の分類として、長期にわたる責任ある投資を志向する投資家が用いている、環境(E:Environment)、社会(S:Social Issues)、ガバナンス(G:Governance)の3要素と、それらの取り組みを横断的に加速させる、ビジネス推進(BE:Business Enabler)の1要素を組み合わせています。
また、12項目の各マテリアリティに関連するSDGsとKPIを特定することで、マテリアリティがどのようにサステナブルな世界づくりに関わっているかの明確化と、TBMのそれらの課題に関するパフォーマンスの計測が可能になりました。

- TBMの世界の捉え方(詳細はこちら)に基づいて、「自然環境」、「社外ステークホルダー」、「TBM」と、それらの「関係性・ブリッジ」にマテリアリティをマッピングすることで、事業との接点をESGではない視点からも整理しています。

- <マテリアリティ特定プロセス>
TBMのマテリアリティ特定プロセスは継続的改善をその核としています。
その第一弾である2018年~2019年にかけては、下記4点に取り組みました。
・自社の内外環境分析
・サステナビリティの専門家に対するヒアリング
・レポーティングスタンダードの精査|IIRC、GRI、SASBなど
・リーダー企業のマテリアリティに関するベンチマーク調査|化学、容器包装、紙・林産品、建築資材
なお、大企業でのマテリアリティ特定プロセスに置いて実施されることの多い、幅広いステークホルダーとの意見交換を通じた優先順位付け(マテリアリティマッピング)は今後の検討要素としています。