白石工場が稼働して5年、LIMEXの生産について、さまざまな心境の変化がありました。私自身は、何度も挫折を味わい、諦めかけたこともありました。それでも皆で、現在に至るまで、日々失敗や改善を繰り返してきました。「もう5年」「まだ5年」、この5年の捉え方は人それぞれ異なりますが、ヒトもモノも確実に成長しています。
私たちはまだまだ発展途上、一人ひとりがLIMEXを作る使命と責任感を持って、よりよい製品づくりに努めていきます。
白石工場が稼働し始めた時にはメンバーの数はたった十数名でしたが、2交替勤務を経て3交替勤務となり、当時の3倍を超えるまでになりました。総務の観点から、一緒に働くメンバーが安全かつ安心して働ける環境づくりに取り組んできました。「新素材をつくる」というミッションは、当時かなり壮大なものに思えましたが、シートから始まったLIMEXは、袋や容器などさまざまなものに姿を変えるようになり、LIMEXの進歩とともに工場メンバーの成長を感じています。
環境づくりだけではなく、総務として信頼を得られるよう、積極的にメンバーとのコミュニケーションを図っています。仕事のこと以外にも一人ひとりの話に耳を傾け、共感し、悩みや考えを共有することで、より一層現場に寄り添えると思うからです。まずは挨拶から、顔を合わせた時には声をかけ、どんな些細なことでも話してもらえる相手であれるよう努めています。
大学時代から一貫して環境・リサイクルの課題解決に取り組んできた私にとって、TBMのビジョンは心から実現したい未来像でした。TBMとともにサステナビリティ革命に挑戦したい。そんな想いをもってTBMにジョインしました。
私が生産技術という役割で携わっている多賀城工場は、まだ立ち上げ段階ではありますが、LIMEXのグローバル展開に向けたモデル工場という位置付けです。多くのステークホルダーやTBMメンバーの期待と責任を背負っています。それに応えるためにも、日々課題に向き合って奮闘しています。「どうすれば高品質な製品を効率良く製造できるか?」をオペレーターとともに真剣に考え、仮説検証を繰り返しながら、理想とする姿に着々と近づいていることを実感しています。
取材|2021年5月