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TBMの事業活動における環境側面

TBMは、CSR/サスティナビリティ委員会における協議の上、事業活動に深く関わる重要な環境課題として下記5項目を選定しました。サスティナビリティ報告の初年度として、第一プラント宮城県白石工場が本格的に稼働開始された2015年度の実績、また、報告範囲として事業活動で最も環境負荷の高い工場の活動を優先します。今後、段階的に、本社含めた各事業所やサプライヤーの活動における環境影響の調査・分析、また、将来的に重要課題となり得る課題(例:生物多様性等)への取り組みについて検討し、計画的かつ積極的な改善に努めてまいります。
TBMのバリューチェーンと環境負荷(2015年度における白石工場の実績)
※1:事業活動からの直接排出量(GHGプロトコル参照)
※2:他社から購入した電気、熱、蒸気の消費による関節排出量(GHGプロトコル参照)
※3:上水の使用量から工場設備の蒸発量を引いて計算しています。
水資源の保全
世界の水資源問題
水危機は、世界経済フォーラム(World Economic Forum)によって「今後10年間で影響が大きなリスク」として、2015年に1位、2016年に3位に挙げられており、世界において重大な課題として認識されています。特に、水危機の中で主要な問題である「水不足」は悪化が進んでおり、現在、既に約25億人が問題に直面していると言われています。また、2050年には、世界人口の約4割の人が水利用に不便を感じる「水ストレス」または水不足に陥ることが予想されています。水不足は、今後、人口増加等の問題に加え、気候変動の進行による干ばつや集中豪雨が原因となって発生する農業用水不足や国際紛争等を深刻化させる可能性があり、環境および社会的課題として顕著になる傾向があります※1

一方、水需要においては、経済協力開発機構(OECD)の「OECD Environmental Outlook to 2050(2012)」の報告によると、2000年から2050年の間に、全体で55%の増加が予想されています。特に、全体で最も増加率が高く推計されている製造業の工業用水(400%超)は、ビジネス利用において大きな影響があり、今後の事業活動での配慮が必要になります。また、生活用水においても30%超の増加が見込まれており、水危機に対する個別のソリューションが希求されています。

詳細は「世界における水資源の危機」をご参照ください。
 
当社は、水資源の危機が環境および社会的影響を及ぼすグローバル課題であると認識し、中核事業のLIMEX素材の開発および製造を通して水危機の課題解決への貢献を目指しております。LIMEXペーパーの製造において、通常紙比較で水使用量の低減を実現しており、水資源を当社の最も重要な環境項目として位置付けています。今後、LIMEXペーパーを通し更なる水資源保全に貢献するため、継続した科学的影響評価によって数値の把握・管理を実施し改善を目指します。

また、同時に、事業活動を通し水資源保全への寄与に努めます。特に、白石工場の製造活動はLIMEXペーパー製造工程のLCA数値に影響を及ぼすこと、そして、今後、水ストレスの高い地域等でのLIMEXペーパーの工場展開によってその地域での更なる水資源への寄与を目指すため、改善を図るパイロットプラントとして、白石工場における水の管理および適切かつ効率的な水利用を進めてまいります。
LIMEXペーパーにおける水消費量低減への貢献
当社は、国立大学法人東京大学 生産技術研究所 沖研究室と共同でライフサイクルアセスメント(LCA)による環境影響評価を実施し、LIMEXペーパーのライフサイクル全体における水消費量の数値を算出しました。本研究結果では、LIMEXペーパーの「原材料」から「製造」の工程において、通常紙比較で、水消費量98%減であることが示されました(下図参照)。本結果において水使用が少量であることが科学的に評価できましたが、今後、更なる水資源保全への寄与、そして水ストレスの高い地域での製造を考慮し、継続した水使用量を把握・管理し、更なる製品改良を実施します。
本結果における詳細は、ライフサイクルアセスメントをご覧ください。
工場における水資源への取り組み
白石工場における2015年度の水使用量は1058m3でした。白石工場における水利用は、主に事務所の生活用水およびLIMEX製品の製造に必要な冷却水となります。冷却水については、使用された水を再度循環利用し有効活用を実施しています。

また、2015年度における排水量は713.8m3でした。排水は主に事務所の生活用水が占めており、使用後、浄化槽を通し適正な処理が行われた後、河川に放出されます。浄化槽については、浄化槽法に基づいた管理、また、正常に機能していることを確認するため、月に一度、保守点検、清掃、水質検査を実施し性能維持しています。また、工場の冷却塔から少量の濃縮された水が排出されており、不純物を含まないBDO規制値内として排水溝を通し河川に放出しています。
水保全への協働イニシアティブへの参画
当社は、水課題に取り組む協働イニシアティブに会員として積極的に参画することで、日本国内外における関連議題の知識を深め、課題解決に向け社外関係者との連携を進めています。
CO2排出量の削減
当社の事業は、LIMEXペーパーによる森林資源の保全への寄与、LIMEXプラスチックにおける石油利用の削減を実現することで、CO2排出量削減を推進しております。CO2を主とする温室効果ガスは地球温暖化を含む気候変動の原因となっており、製品の普及によって地球環境に貢献できるCO2排出量の削減は、当社にとって重要な環境課題となります。

また、同時に、事業活動を通してCO2排出量の削減を目指しており、LIMEXの製造工程におけるLCA数値に影響を及ぼし、また、今後の工場展開での活動において更なるCO2排出量の削減に寄与するため、パイロットプラントとして白石工場の活動によって排出されるCO2排出量を管理し、中長期で削減を図ってまいります。
LIMEXペーパーおよびLIMEXプラスチックにおける温室効果ガス排出量の低減
東京大学 生産技術研究所 沖研究室と共同研究で実施されたライフサイクルアセスメント(LCA)評価にて、各工程におけるGHG排出量が、通常の製品比較でLIMEXペーパーが5%減、また、LIMEXプラスチックで37%低減が確認されています(図1および図2参照)。今後、中長期的にGHG排出量の数値を下げるために、特にLIMEXペーパーにおいては、LIMEX塗工プロセスの改善によるLPGの消費量削減やCO2の消費が少ない樹脂原料の使用等の実施を進めることで更なる環境負荷低減を目指します。
本結果における詳細は、ライフサイクルアセスメントをご覧ください。
工場における温室効果ガス排出量への取組み
2015年度において、当社の事業活動で環境負荷が大きい白石工場より排出された温室効果ガス量は、総CO2排出量が465 トン(内、スコープ1※1が73トン、スコープ2※2が392トン)の結果となりました。今後は、自社全体、バリューチェーン全体にける排出量を計測および影響の把握し、また長期的な削減量の計画策定を検討することで温室効果ガス排出量への削減に努めます。
※1:事業活動から排出される直接排出量(GHGプロトコル参照)
※2:他社から購入した電気、熱、蒸気の消費によって排出される間接排出量(GHGプロトコル参照)
省エネルギーへの取り組み
省エネルギーへの取り組みは、エネルギー起源となるCO2排出量の低下、そして、地球温暖化防止に繋がるため、LIMEX製品の環境負荷低減および行動規範でも定めている「地球環境」への貢献を図る重要な課題です。そのため、事業活動において省エネルギー対策としてエネルギー使用量の適切な管理および削減を目指す必要があると考えます。

白石工場における2015度のエネルギー総使用量は、7,933 GJ(原油換算 205kl)でした。内訳の大部分を占めるエネルギーは、主に工場使用として、電気が684千kWh、液化石油ガス(LPG)が23トンでした。今後、工場の設備、特に、塗工設備の乾燥炉における保温強化によって省エネルギー対策を検討しています。
廃棄物の削減
当社は、企業理念の中で「持続可能な循環型イノベーション」を掲げており、LIMEXは、原料に石を使用するため半永久的にリサイクル可能という特徴を持ち合わした新素材です。将来的にLIMEX製品のリサイクルモデルを構築し循環型社会構築への貢献を目指しており、実現するためにも、先ずは事業活動での廃棄への考慮が必要不可欠となります。

2015年度における白石工場から排出された産業廃棄物量は189トンでした。産業廃棄物の約90%が廃プラスチックであり、破砕および圧縮固化された後、固形燃料に変換され、最終埋め立てゼロを実現しております。
環境コンプライアンス
2015年度において、環境関連の法規への違反はありませんでした。
報告の構成と期間:
※参考ガイドライン:GRI スタンダード、環境省「環境報告ガイドライン(2012年版)」
※対象時期:2015年4月1日~2016年3月31日